2017.08.13 Sunday

「蜜蜂と遠雷」(恩田 陸)やっと読了!

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    直木賞に本屋大賞を受賞した作品で 話題になりましたね。

    本屋大賞を受賞する少し前にこの作品の存在を知り、ピアノ関係と言うことで 是非読んでみたい、と思いつつ なかなか手につかず、夏休みに入って やっと読み終えました!

     

    「蜜蜂と遠雷」 恩田 陸 著

     

     

     

     

    電子書籍で読んだために 分厚い本だと言う感じはなかったのですが 友人宅で「蜜蜂と遠雷」と本をみて びっくり。

    分厚いです。

    最初はなかなか読むスピードも上がりませんでしたが 後半は一気に。

     

    文章が・・少々軽いです。

    現代らしい表現も多くて 後10年したら それでも時代遅れになるのだろうか? と言う箇所もありました。

    が、

    ピアノ好き、クラシック音楽好きには オススメしたい本です。

     

    芳ヶ江国際ピアノコンクールが舞台ですが

    音楽に関しては 取材をきちんと行なっているらしく、これまでのクラシック音楽関係の小説や漫画にありがちな 「憧れの世界」ではなく、現実的なことを書かれています。

    そして、それでも音楽への愛情が感じられて、読んでいると音楽っていいなあ、ピアノの練習をしたいな、と思ってしまいましたが

    コンクールの結果は 予想通りであまりドラマが感じられませんでした。

    いえ、結果よりは このコンクールを通して成長する人間のドラマだと思えば良い作品です。

     

    こういった音楽コンクールが舞台の小説では 「こんな天才、あり得ない」と思ってしまうようなコンテスタント(コンクール挑戦者)が登場することが多く、この作品もそうです。 まあ、そういった天才がいないと話にならないのかもしれませんが。

     

    実は 私はこの本を買おうかどうしようか、少々迷いました。

    そういった「あり得ない天才」が登場するとどうも頭の中では 白けてしまうのです。

    が、この本は読んでよかった!です。

     

     

    こういった作品を読むと 取り上げられている曲を聴きたくなりますね。

     

     

    小説で取り上げられている曲がCDになっています。

    こちらは全曲ではありませんが 小説で取り上げられている曲がどのような曲が知るには手頃で良いですね。

    個人的にはリストのソナタが 小説ではかなりの文字数を占めているのに このCDではないのが残念。

     

     

    こちらのCDだと 小説で取り上げられた曲の完全盤だそうで この小説に出てくる曲をよく知りたい、聞いてみたい、と言う場合はこちらですね。

    (Amazonのサイトの登録情報の曲名が作曲者がないのでとてもわかり辛いです。 クラシックの曲の場合は作曲者の名前をまずは書いて欲しい)

     

    こちらはKindle版。 私は旅行中にKindleをスマホに入れて読みました。

     

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    2017.06.01 Thursday

    エレーヌ・グリモー「野生の調べ」

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      ここ数日、ブログも放置して何をしていたかと言いますと・・・

       

       

      久々にドイツ語の本を読んでいました。

       

      大人のピアノの生徒さんで 本・読書についてのサークルに入っている方がおられて

      (ある本を課題にして 参加メンバーが読み、その本について語っているとかいうサークル)

      2ヶ月前にその生徒さん宅にレッスンに伺った時に 玄関に置いてあったこの本、

       

      「あ、これ、あのピアニストさんの本ですね!」

      (この本の存在は クラシック音楽情報誌で知っていました。)

      「そうなんですよ〜今、読書サークルでこの本を扱っているんです。 興味があれば サークルでこの本を扱うのが終わったら お貸ししますよ!」

       

      この生徒さん、この事を忘れずに覚えていてくださって

      先日、この本を貸してくれました。

       

      は・・・いいけど、ドイツ語の本は読むのに結構時間がかかっちゃうんだよなあ・・・

       

      「もう読み終わったから いつ返してくださってもいいです!」と言ってくださったけれど 

      そんなに長く借りっぱなしにしたくない!

      よ、読むぞ〜〜〜〜!!!

       

      久々のドイツ語の文庫本読書開始!!

       

      ピアニストのエレーヌ・グリモーの演奏は あるオーケストラのコンサートにソリストとして近くに来た事もあって ライブでも演奏を聴いたことがあります。

      それ以前にCDやラジオで聞いて なかなか素敵な演奏をするピアニストさんだなあ とは思っていましたが

      そして、狼の保護センターをしている、という事も聞いた事がありましたが

       

      このグリモーさんがどのような人生を送ってきたのか、若いうちから注目されていたのか、など知らず、

      読み始めたら・・まず、幼稚園時代の動物園での「絵」についての話から興味深くて  吸い込まれるように読み進みました。

       

      エレーヌ・グリモーの人生、と 音楽について

      (ショパンの音楽についてのグリモーの見解が興味深かった)

      アルゲリッチやザンデルリンク(指揮)ら 尊敬する音楽家との付き合い、

      グールドやリヒテルといった素晴らしいピアニストのこと、

      そして ところどころで 狼について書かれています。

       

      ピアニスト、グリモーがこれだけ狼について勉強しているのには 驚かされました。

       

      原文はフランス語なので 私が読んだドイツ語版も翻訳なのですが

      これだけ素晴らしい本を書くピアニストさんに脱帽です。

      文章や構成もよく、

      「これは・・ドイツ語の授業のテキストにも使えそう」と思ってしまいました。

       

      日本語でも出版されています。

      一度、日本語で読んでみたい!

       

      おおかみ・・って 童話・寓話では悪者ですが この本を読み進めると なんだか犬みたい!仲良くしたいな・・なんて思ってしまいました。 グリモーさんは狼と仲良くできるようですが。

       

      さあて・・

      明日はこの本を貸してくれた方のレッスンです。

      よかった! 堂々と本を返却できる!

       

       

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      2017.05.16 Tuesday

      【読書】「西洋音楽論〜クラシックに狂気を聴け」

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        =音楽演奏について 本に書いてあることを鵜呑みにしないけれど、参考になる考えを求める方へ=

         

        「西洋音楽論〜クラシックに狂気を聴け」

        森本 恭正 著

         

        この本は著者が友人に送っていた電子メールの「ウィーン通信」が元になっているそうですが

        (著者はウィーン在住)

        そのせいか? とても読みやすいです。まとまりに欠けると思われる点もありますが。

        第1章が「本当はアフタービートだったクラシック音楽」 とあり、この説が本書によく出てくるのですが

        この本を読み始めて  正直なところ  「??本当?」とちょっと違和感も。

         

        私のドイツでの(特に音楽を得意としているわけではない人との)経験からいうと

        どう聞いても「1と2と3と4と」と数えた時に 「と」の方が「1」より強くは聞こえないし

        アフタービートで(注・和製英語だそう)手拍子を打たせると ドイツ人ではうまくできない人が結構いるのですが

        モーツァルトやベートーヴェンの曲を聴くと 確かに シンコペーションは多いのです。

        ベートーヴェンのピアノソナタ第32番の第2楽章がジャズの始まり、と言われているのは結構有名な話ですね。

         

        ロックやジャズは裏拍を(1と2と・・の「と」にあたる部分)強調するのですが

        クラシックを勉強すると 「1と」の「1」、つまり表拍を強調するように習います。

        ドイツ人にピアノを教えていると 普段クラシックを聴かなくても、それほど好きでなくても

        ジャズなどはどうしてもうまく弾けず、「クラシックの曲がやりたい」という生徒によく出会います。

         

        調性音楽と12音音楽については 

        また、12音音楽と革命の関係、調性音楽と階級社会の関係については 大変興味深く、

        ロシアがソ連だった時代、12音音楽が政府に好まれなかったという事実が納得です。

         

        また、日本の音楽、邦楽では 例えば尺八を演奏するには 「タンキング」をしないという事、

        ヨーロッパの音楽が喋る事を大事にしているのに対し、日本は自然とともにある、という事、

        (実際、ドイツでは喋る事は良い事だと学校でも教えられます)

        ヨーロッパ音楽で使う音階は整数の倍音でできているが 日本の伝統的な音楽はそうでない事、

        それらの事実を改めて認識すると ヨーロッパの音楽の姿が しっかり見えてくるようです。

         

        著者の意見に 必ずとも賛成できなくとも クラシック音楽を演奏する上で大いに参考になる本でした。

        日本人として ヨーロッパ音楽に関わっていると

        ヨーロッパの人は 当たり前のように無意識に行うことを 日本人は意識してみることも大切だと感じます。

         

        日本人が、ヨーロッパ人が、と特に区別はしないですが

        日本人として時には 一般的なヨーロッパの人の思考など意識してみると 音楽演奏にまた新しい解釈が生まれるかもしれません。

         

         

         

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        2017.04.28 Friday

        【読書】断捨離の本を読む

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          kindle unlimitedの会員なのですが・・・

          ・・・最近、本を読んでいない!! 

           

          という事実に気がついて、

          ただいま、せっせとお片づけ中なので 断捨離に関する本をダウンロード。

          私は物を捨てる、断捨離の仕方ということに関しては それほど困っていないのですが・・・

           

          まずは1冊目

           

           

          「みんなの断捨離」プロじゃなくてもできる実践集

           

          一般の人の断捨離経験を集めた本。

          とくに目新しい断捨離の方法はなかったけれど 

          ごく普通の人の経験談だけに 極端ではないし

          失敗談もあって(「これを捨てなきゃよかった」という)誰でも真似をしやすいと言えそうです。

          ブログでお目にかかれるような文章なので ささっと読めてしまう。

           

          2冊目はこれ

           

           

          8割を手放せば全てうまくいく【全捨離のすすめ】  櫻庭 露樹

           

          著者の櫻庭さんは 有名な講演家なのだそうですね。(知らなかったのですが)

          最初は タイトルをみて「全捨離」というからには かなりのものを捨てろ! というのかな? と思いましたが

          極端な断捨離の話をしている訳ではなく、

          断捨離がどうして運を呼ぶのか 開運とは何なのか? 

          そして 実践編で どのようなものを手放すと良いか、どのように断捨離をすればよいか、が述べてあります。

          スピリチュアルな内容も多く、「絶対に上手く行く」といった感じで書かれている箇所が沢山ありますが

          誰でも断捨離をすれば運がひらけて 成功するわけではない(それほど世の中も簡単ではない)と冷静になりつつ読めば

          それなりに 納得できる内容だと思います。

           

          ところで

          この本を読む前から 

          物にも生命があって 

          たとえば・・・(音楽好きにとっては)楽器に名前をつけて呼んだり、

          「今日は 相手をしてあげなくてごめんね(練習をしなかった日)」と声をかけると 楽器が許してくれる気がしていましたが

          また・・・

          車の運転中に 些細なミス(ギアチェンジのタイミングが今ひとつ悪かったとか←マニュアル車)の際に

          車に謝りたくなる、また そうすると 車も調子を悪くしない

          と 思うのですが

           

          この本にも

          ==モノには魂があります、ですから自分が使っているモノには名前をつけて毎日話かける事です。===

          とあります。

          人間にも物にもペットにも 話かけて大切にしたいものですね。

          (よ〜〜し、運転中に車に話かけるのを 続けよう・・・)

           

           

           

           

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          2017.01.26 Thursday

          【読書】「少ないモノでゆたかに暮らす」

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            先日いただいた本なのですが 最近注目の「シンプルライフ」について書かれている本だったので 紹介。

             

            「少ないモノでゆたかに暮らす〜ゆったりシンプルライフのすすめ」

            大原照子 著       

            (1999年 発行)

             

            どうやら著者が68歳の時に出版された本です。(書かれたのが60代後半)

            20年近く前に出版された本ですから 「今更なに??」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが・・・

             

            まだ 今ほど「シンプルライフ」だの、「断捨離」だとという事が話題になっていなかったと思います。

            その点では 出版された当時は 結構画期的ではなかったのでしょうか?

            書かれている内容は やはり 「できるだけ物を持たない」。

            かと言って、特に節約をする、というわけではなくて 著者も結構 物を買っています。

             

            どうやら 40代でイギリスに留学し、その時にシンプルライフに目覚めたようで、

            その後の日本での著者のライフスタイルが書かれています。

            ヨーロッパに住んでいる日本人には 「そうそう!」と思うこともありますが、日本に住んでいると あまり関係がない、真似ができない、というところもあるかな?と感じました。

             

            どのような物を持ち、どのような物はいらないか、という事は

            この本が書かれてから20年近くたった今は 当てはまらない、当時よりも減らせる物、もありますが

            服の選び方や キッチン用品に関しては 今でもとても参考になるのではないか、と思います。

             

             

            シンプルライフ、

            物が少ないと 物の管理が楽で、掃除が楽なのですが

            これが お金の節約になるかというと 必ずしもそうではないのですよね。

            (大原さんの場合は普段着を1年で買い換える、食品は少量入りのものを買う、など。)

            ですが 長い目でみると お金の節約にもつながる、と思います。

            持っている物の管理ができる=余計なものを買わなくて済む

            掃除が楽=時間的にゆとりができる。この時間を仕事にも当てられますしね。

             

            それに 何と言っても 身の周りがシンプルでスッキリしていると 頭の中もスッキリとして

            よい考えが浮かんだり 仕事がしやすかったり、集中しやすかったり しますよね。

             

            この本の著者は料理研究家なのですが それだからこそなのか、

            彼女の家庭料理に関する考え方は多いに賛同しています。

            少し紹介すると

             

            頑張らずに美味しい料理を作る5つの秘訣・・

            100点満点を目指さない

            調理道具は少なく、形とサイズを厳選

            D缶N舛麓舛領匹い發痢小サイズ

            の篥犖法⇔簑庫は食品貯蔵庫ではない

            タ品は食べ残さない量を買う

            Δ靴覆ていいことはしない

            Г△錣討覆い任罎辰りつくる

            とくに・・・,鉢Δ蓮‖膸・・・・かと・・・・

             

             

             

             

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